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2015年03月31日

酪農は天職!牛アレルギーでも諦めたくない!【森林ノ牧場株式会社 清永美香】

森林ノ牧場株式会社 清永美香

 
(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」30号/2015年春号より転載)

プロフィール

氏名 清永 美香(22)
略歴 高校時代に酪農に魅了され、栃木県農業大学校卒業後、1年間の海外研修を経て、森林ノ牧場株式会社へ就職。現在、乳製品の加工や品質管理を中心に業務を行っている。

酪農は天職!牛アレルギーでも諦めたくない!

−入社のきっかけを教えてください。
 栃木県農大卒業後、1年間海外で酪農研修をし、帰国後就職しました。入社して約1年になりますが、就職するまでけっこう大変でした。

−何があったのですか?
 実は、県農大2年生の後半に、牛アレルギーになりまして、、、ビニル手袋をしていても糞や粘液を触ると湿疹ができたり、密閉された牛舎にいると、くしゃみが出たり目や喉が痒くなりました。ただ、その時すでに1000頭以上いる牧場への就職が決まっていて、海外研修も決まっていました。救われたのは、海外研修先の業務内容が主にチーズづくりで、牛の管理がほぼなかったことです。その研修中、帰国してから内定先で働くこと想像したの時に「重症化すると生死にかかわる」と思い、国際電話で「すいません、内定辞退したいんです」と伝えたところ、「大丈夫です、清永さんは海外研修に参加する時点から辞退になってましたよ」と言われ(笑)、よくよく考えると、それはそれで就職先がなくなってしまったので困りました。

 その時、改めて将来について考えたのですが、「牛アレルギーだからって、酪農の道を諦めたくない!」と思い、知り合いの農家さんや酪農関係の方々に、「帰国しても就職口がありません。牛アレルギーなんですが、牛を諦めたくなくて。わがままですが、頭数が少なく、乳加工をしているところで、少しだけ酪農作業をさせてもらえる牧場を希望しています。もしどこかあれば紹介していただけませんか?」と相談しました。条件的にダメかと思っていたのですが、とある方が、現社長と繋いでくださいました。当時、社長は乳加工部門の雇用を考えていたので、トントン拍子で話が進み、留学先からfacebookメッセージを通して面接をしました(笑)。

−珍しい面接ですね!それで合格をいただいたのですか?
 そうです。この就活を通して感じたのは、「結局、自分から行動しないとダメなんだ」ということです。「調べるだけでなく、ツテがあれば声をかけることも大切だな」って。今の会社に就職できたのは、運もあったと思いますが、すごく良かったなって思います。

−今はどのようなお仕事をされていますか?
 牛乳の殺菌や瓶詰、ソフトクリームミックスの原液作りといった、乳加工がメインです。あと、自社運営のカフェに立ったり、月に数回は搾乳もしています。ただ、今も牛アレルギーで、牛を1時間くらいさわったり、よだれがついて10分くらい放置すると痒くなっちゃうんですけど、、、やめられないんですよね!小さい頃から動物が好きで、乳製品も、自然も、放牧の風景も好きで、本当「酪農は天職だ!」って思っています。

−最後に、農業や酪農の道を目指す学生に一言お願いします!
 自ら行動して、つながりをつくる。それが一番大切だと思います!結局、一人では何も出来ないんですよね。農業を始める時も、他の仕事を始める時も、手助けをしてくれたり、背中を押してくれる人がいないとできないと思います。つながりを作る方法は、例えば、興味のあるイベントに出て、積極的に話しかけることが効果的かと思います。
 だからこそ、今後は「つなぐ」活動にもどんどん取組みたいと思っています。昨年実施した大学生とのイベントを今年も実施したいですし、多くの人にツアーや体験を通して酪農の魅力をPRしていきたいですね。




※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。
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posted by agri-map at 00:00| Comment(0) | 農業法人・農業者
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