農業界地図ロゴ

2015年09月30日

地域と連携!契約栽培による酒造り

地域と連携!契約栽培による酒造り

 日本酒をもっと詳しく知りたい!
 そこで、酒処・新潟県にある県内最大の酒造メーカーである朝日酒造(株)の西山さん(下記写真左)と、関連企業である農業生産法人(有)あさひ農研の代表取締役 松井さん(同右)にお話を伺いました!

voice32_12p02.jpg

(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」32号/2015年秋号より転載)

―あさひ農研さんは朝日酒造さんと酒米の契約栽培をされていますが、いつ頃からですか?

松井さん 平成3年です。弊社の前身は朝日生産組合という組織で、圃場整備や集団転作に併せて作られましたが、「良質な酒米を作ってほしい」という朝日酒造さんの要望を受け、平成2年に現在の会社に生まれ変わりました。

西山さん 当社では、契約栽培米を始める前は、全量が農協経由の国産米でした。現在は、6割が農協経由で、4割が契約栽培米です。契約先の一つがあさひ農研さんで、弊社で扱う酒米7品種のうち4種を生産いただいています。

―品種は何ですか?

松井さん 早生品種の「たかね錦」と「五百万石」、晩生品種の「越淡麗」と「千秋楽」の4種類です。酒米はタンパク質が多いと雑味が感じられてしまうので、減肥栽培をしています。千秋楽はうるち米ですが、晩生品種でタンパク質の含有量が低く、酒造りに適しています。

―契約栽培にして良かった点は何ですか?

松井さん どういう人がこの米を作っているかわかる点が一番かと思います。

西山さん 確かに契約栽培は全部履歴が追えて個人までたどり着けますからね。それが品質や安心・安全にも繋がります。

―安心・安全は御社で取り組まれている自然環境保護活動(※1)からも感じられますね。ところで、日本酒はどのように楽しむのが良いですか?

西山さん 「日本酒は敷居が高い」と思われがちですが、もっと気軽に楽しんでほしいと思います。例えば、同じ日本酒でも温度によって味が変わるので、温度を変えて楽しんでみるとか。特に大吟醸は10度前後が美味しく、純米酒だと ぬる燗にした方が断然おいしくなりますね。
 それに、弊社の「久保田 千寿」は学生さんも手が出る値段だと思いますし、入門者にもお勧めです。おいしい日本酒を飲めばイメージも変わると思うので、ぜひ色々試してみてください!

 

(※1) 同社では“ホタルが飛ぶ地域で作ったお酒は安心安全だ”との考えから、「こしじホタルの会」を組織し、ホタル生息地の保全活動を始めた。他にも、同社が設立した(公財)こしじ水と緑の会では、新潟県内で自然保護活動をされている団体や個人に対して助成を行っている。

■朝日酒造株式会社
 「酒造りは米作り」の考えのもと(有)あさひ農研とともに良質米の栽培研究を続けている。代表銘柄は、「朝日山」「久保田」「越州」「越乃かぎろひ」。(そのうち、「久保田」、「越州」は契約店のみで販売される限定流通商品)。なお、同社では年間約7万俵の酒米を使用している。
【URL】 http://www.asahi-shuzo.co.jp/




※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。
インタビュー一覧へ戻る




posted by agri-map at 00:00| Comment(0) | 農業法人・農業者
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: