農業界地図ロゴ

2016年09月30日

農とつなげる<`ャレンジは続く!【柴海農園 代表 柴海祐也】

柴海農園 代表 柴海祐也

柴海代表.jpg
(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」36号/2016年秋号より転載)

プロフィール

氏名 柴海 祐也(30)
出身 千葉県印西市
略歴 東京農業大学出身。卒業後、半年間様々な農家を巡った後、国立ファームに入社。新規店舗の立ち上げや採用を担当する。3年間働いた後、家業とは別経営体として就農。現在、本人、妻、4名の常勤スタッフ、8名のパートとともに、農園を運営している。

農とつなげる<`ャレンジは続く!

―就農のきっかけを教えてください。
 いま思えば、一番のきっかけは小学生の時ですね。人生で初めて作った野菜が春菊なんですが、意外と上手にできて、それを天ぷらにしたら家族みんなが「美味しい美味しい」って食べてくれて、その嬉しさが原点です。
 あと、実家が農家ということもあり、「将来は農業するのかな」と思っていたので、東京農業大学へ進学しました。が、授業よりも農業サークル「緑の家」で野菜づくりに没頭しましたね(笑)。卒業後は国立ファームで3年間働き、その後、就農しました。今で8年目です。

―家業を継がれたのですか?
 いや、継いではいませんね。親とは考え方が違う部分もありますし、やりたい農業があったので、最初から別経営体にしました。今の耕作面積は、畑が3町5反と田んぼが5反ですが、一部は両親名義の圃場なので、ちゃんと親に借地料を支払っていますよ。

―そうなのですね!ところで、「やりたい農業」とは、どのような農業ですか?
 無農薬で作った旬の野菜を消費者に直接販売する、これが基本ですね。直販は柴海家のこだわりでもありますし、僕自身、人と接することが好きなので、すごく合った方法です。

―直販はどのようにされていますか?
 個人のお客様をはじめ飲食店や百貨店などに、旬の野菜をセットにして直送しています。野菜は年間60品目くらい。中には珍しい野菜もありますよ。

―品目が多くなるほど管理が大変だと思いますが、何か工夫はされていますか?
 栽培計画をしっかり作る!僕の場合は、お正月に一週間、家にこもって1年間の栽培計画を立てます。いつ、どの畑に、何の野菜をどのくらい植えると収穫量はどのくらいになるかを予測し、その野菜がどのくらい売れるか、それにかかる資材費や人件費はいくらくらいか等を計算し、調整していきます。
 あと、畑の見回りは欠かしませんね。スタッフと分担して見回りますが、農作業はタイミングが命。失敗する時は、ちゃんと野菜の顔色を見ていなかった時に多いんです。加えて、野菜と畑の相性が悪いことも失敗の原因になります。いろんな畑を借りていることもあり、「この畑だと出来るのに、この畑だと出来が悪い」という事はどうしても起こってしまいますが、なるべくそれを減らそうと、土づくりにもこだわり始めました。土壌分析をしたり、科学的に有機農業を分析したり。2年程前から本格的に始めましたが、そのおかげで、曖昧だった失敗の原因が、凄く分かるようになってきました。

―今後の目標を教えてください!
 特にこの冬は、仲間の農家と連携して取り組む「サラダセット」に力を入れたいと思っています。うちの主流は柴海農園の旬の野菜を段ボールに詰め合わせて送る「野菜セット」ですが、「仕事が忙しくて使い切れないから」という理由で定期購入を止めるお客様もいらっしゃいます。一方、野菜を小分けにした食べきりサイズの「サラダセット」は大変喜ばれます。「サラダセット」は手間がかかり割に合わないのですが、時代に合った販売方法を農家側から提案することも重要。そのためのパッケージセンターも新築します。今まさに一歩踏み出す時期に来ていると思うので、難しさはありますがチャレンジしていきます。
 あと、僕の農業のテーマは「農とつなげる」。「作る人と食べる人」もそうですが、「跡継ぎだからする農業」から「農業が好きな人が農業をする時代」にしていきたいと思っています。

―最後に、学生に一言お願いします!
 「農業に興味がある」で終わってほしくないので、農業研修へ行ったり、種をまいてみたり、色んなことにチャレンジしてほしいですね!

<ちょっと気になる一問一答>

Q 趣味は?
A 農業研修です。「この人すごい!」と思ったら、時間を見つけてアポ取って視察へ伺います。趣味も仕事のうち、というところでしょうか(笑)

Q 座右の銘は?
A 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。やってみないと成果は得られないよ、という意味です。

Q 好きな農機具は?
A 「ポンチローラー」ですね。定植の位置を決める器具で、取っ手の先にある丸い器具を転がしながら歩いていきます。あと「さく引き」など、アナログな器具が好きです。

Q 好きな農作業の瞬間は?
A 種まきですね。土が見えてたら蒔いちゃうので、学生時代は“種テロリスト”とばれてました(笑)。全ての野菜を網羅したいという気持ちもありますし、やっぱり蒔かないことには始まらないじゃないですか。それに、同じ品種でも1週間ずれると違う生育をしたり、虫のやられ方も違ったりするので、難しくもありますが、楽しみでもあります。

Q 好きな異性のタイプは?
A 石原さとみさんですね。異性…ではないですが、マツコ・デラックスも良いですね。ガンガン物を言う感じが好きです。




※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。
インタビュー一覧へ戻る




posted by agri-map at 00:00| Comment(0) | 農業法人・農業者
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: