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2017年03月31日

仕事のすべてを将来の糧に! 株式会社大嶋農場 今野耕太朗

株式会社大嶋農場 今野耕太朗

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(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」38号/2017年春号より転載)

プロフィール

氏名 今野 耕太朗(22)
出身 岩手県一関市
略歴 「将来は実家の農業を継ぐ」という使命を果たすため、東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科に進学。大学の教授の紹介で株式会社大嶋農場を知り、就職。現在、仕事を通し、実践的な農業経営や食品加工、6次産業化などを学んでいる。

仕事のすべてを将来の糧に!

―就農を目指したきっかけは?
 農家の長男に生まれましたが、高校生の頃は農業をやる気がなく、調理系の大学に進学したいと考えていました。その時、親から「将来は帰ってきなさい」と言われたことが 大きな転機となりました。進学先は、地元の農業大学校か東京農業大学の二者択一で、「せっかくなら都会に出てみたい」と思い、東京農大に進学しました。

―実際に大学で学んでみていかがでしたか?
 実家が野菜農家ということもあり、野菜や土壌など、興味のある分野や将来のためになりそうな授業は特に楽しかったですね。

―ご実家は野菜農家なのですね!就職先である大嶋農場さんは稲作がメインですが、なぜこちらに就職されたのですか?
 食品加工や6次産業化に興味があったからです。当社は、稲作とブロイラーの生産・販売が中心ですが、加工・販売にも力を入れています。私は農業生産のほか加工場も担当しており、麹や味噌も作っています。
 親からは「最終的には帰ってこい。世間に迷惑をかけなければ、それまでは何をしてもいい」と言われましたが、「将来のためになる仕事をしたい」と思ったことも当社(農業法人)へ就職した理由の1つです。

―何年後に戻られる予定ですか?
 面接時に社長から「5年くらい働かないと、教えられることも教えられない」と言われました。それもあり、5年間はここで働き、その後、実家へ戻る予定です。

―まさに今、仕事をしながら将来に必要な スキルを磨いているところだと思いますが、特にどのようなことを学んでいますか?
 1つは6次産業化ですが、製造だけでなく販売方法も勉強になっています。社長は基本的に、値切ってくるお客様とは取引せず、こちらが提示した価格で買ってくれるお客様を大切にしています。値切ることは「自分の商品価値を自分で下げること」なので、そこを曲げないところがすごいと思いました。
 また、家業はいま全てJA出荷なのですが、将来的には個人のお客様や飲食店への直接販売もしたいと考えています。当社は社外での販売イベントに出店することも多いので、お客様との接し方も実践を通して学んでいます。加えて、社長から業者さんとの関係づくりについても教えていただく機会もあり、勉強になっています。

―大変はこともありますか?
 1年目は100枚程ある田んぼの位置を覚えるのが大変でしたね。あと、当社は有機栽培か減農薬が基本なので、夏の除草は大変です。加えて、当社はお米だけで30品種ほど 生産していますが、収穫時は品種が変わるたびにコンバインや乾燥機を掃除しないといけない点も大変です。ただ、これだけ多品種を生産している点や、加工や販売に力を入れている点は、当社の大きな魅力でもありますね。

―御社での目標を教えてください。
 私はこの春で入社3年目になります。生産現場を仕切るのは農場長ですが、私もどんどん中心人物になってくると思うので、後輩を引っ張っていけるようになりたいと思います。
 なお、家業はいまは家族経営体ですが、私の就農にあわせ法人化する予定です。将来は社員やパートを雇う立場になると思うので、指示の仕方や仕切り方などを農場長から学んでいるところです。

―最後に、学生に一言お願いします!
 自分の興味のあることに一生懸命取り組んでほしいですね。その経験は将来のためになると思います。また、もし仮に自分の希望と異なる企業や業界に就職しても、そこで学べることはあると思うので、「常に学んでいこう!」という姿勢を大事にしてほしいと思います。

<ちょっと気になる一問一答>


Q 趣味は?
A 料理です。自分が作ったものを食べてもらい「美味しい」と言われると、達成感や満足感がありますね。

Q 好きな農機具は?
A トラクターやコンバインです。エンジンをかける瞬間の音がすごくカッコイイんですよ!乗りこなせるようにもなりたいです。

Q 好きな農作業の瞬間は?
A 一通りの作業が終わった瞬間。どの作業でも、達成感と満足感がすごくあります。

Q 好きな異性のタイプは?
A 優しくて笑顔が素敵な方ですね。もし将来、奥さんができて、「農業したい」と希望するなら一緒にしてもいいですし、「農業以外の仕事をしたい」と希望するなら、その道に進んでほしいと思います。

Q 今野さんが感じる農業の魅力とは?
A 食べ物がないと人は生きていけないですし、農業は大事な仕事だなと思います。そう思うのは父親の影響も大きいですね。父はよく「農業は一番かっこいい仕事だ。人の食べ物をつくるのはすごい仕事だ」と言っています。震災の時も「自分が頑張って農業をして、周りに勇気を見せてやらないと」と言うのを聞いて「カッコイイな」と思いました。将来は、今までお世話になった方に恩返しができるような農業が出来たらいいなと思っています。

公式サイトへリンク

・株式会社大嶋農場ホームページ ⇒ http://www.hyakusyoumai.com/



※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。
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posted by agri-map at 00:00| Comment(0) | 農業法人・農業者
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